ペーパー看護師が復職の際、失敗しないための3つのコツ

ペーパー看護師が復職の際、失敗しないための3つのコツナースの仕事
この記事は約8分で読めます。

ペーパー看護師でも、看護師としてまた働けるかな。

求人はあるんだろうか、と悩んでいませんか?

本記事でいうペーパー看護師とは、看護師の資格はあるけれど、働いた期間が極端に少なかったり、臨床経験が全くなかったり。
新人の時に、転職が多く看護師経験が少ないなどのお悩みがある方のことです。

看護師免許はあっても、このような悩みがあると、突然看護師の職場に勤めるのは怖いと感じたり不安がありますよね。

本記事では、ペーパー看護師でも無理なく働けるコツと、臨床経験がなくてもできるだけ不安が少ない職場選びについて、求人の探し方など経験をもとに解説します。

あこ
あこ

この記事の執筆者あこは、現在40代後半。

看護師歴約20年になり今でこそ安定して働けていますが、新人の頃は仕事に馴染めず、転職が多く安定しない状況でした。

転職のたびに、新人の状態から抜け出せずペーパー看護師に果てしなく近かったので、臨床経験がほとんどない苦労を経験しています。

詳しいプロフィールはこちら

スポンサーリンク

ペーパー看護師が復職の際、失敗しないための3つのコツ

ペーパー看護師が復職の際、失敗しないための3つのコツ2
ペーパー看護師が復職の際、失敗しないための3つのコツ

看護師はいつでも人手不足と言われ、他の業種から見るとペーパー看護師だとしても、はるかに有利です。

せっかく看護師をやる気になって、頑張ったのに就職してみたら続けられそうにない、などという状況になってしまったら、とてももったいないです。

そこで、復職の際に失敗しないために、無理なく働けるコツをお話しします。

失敗しないための3つのコツ
  • 教育制度がある施設や、新人への配慮がある施設を選ぶ
  • 事前学習は、必要不可欠
  • 臨床経験が少ない看護師でも、働きやすい職場を選ぶ

教育制度がある施設や、新人への配慮がある施設を選ぶ

新人というと若いというイメージがついて回りますが、看護師に関しては、年齢が若くなくても30代40代で看護師になる方も多いので心配は少ないでしょう。

ですが、職場選びの段階で新人の年齢層について確認できれば安心ですね。

事前学習は、必要不可欠

現役ナースでも、日々の学習は必要です。

面倒に感じることもありますが、事前に学習しておけば不安は減るはずです。

では、どんなことをしておけばいいのでしょう。

1.最新看護をできるだけ情報検索しておく

なかなかむずかいしので、できるだけでOK。

働きながら吸収していくのがベストです。

2.復職支援研修・実習を利用する

看護協会では長期離職から復帰を希望する看護職向けの復職支援研修・実習を行っているので、ホームページなどでチェックして利用するのも良い方法です。

3.通信制の大学や大学院で学び直し

どうしても自信がない、不安が大きいなら通信制の大学や大学院で学び直しをかねて、学習するのもあり。

通信制大学についてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
≫≫【看護学士取得】したい方に読んでほしい記事〜まとめ

臨床経験が少ない看護師でも、働きやすい職場を選ぶ

  • ケアワークがメインの職場
  • 毎日の変化が少ない職場

詳しくは次の項でご説明します。

ペーパー看護師の不安が少ない職場選び

ペーパー看護師の不安が少ない職場選び
ペーパー看護師の不安が少ない職場選び

臨床経験の少ないペーパー看護師は、覚えることや技術の習得が他の新人看護師よりも多くなってしまいます。

そこで、負担を減らすためにおすすめの職場は次の3つです。

  • ケアワークがメインの職場
  • 毎日の変化が少ない職場
  • 職員の人数が充実している職場

ケアワークがメインの職場

  • 高齢者施設
    (デイケアセンター、介護老人保健師施設、特別養護老人施設など)
  • 訪問入浴

高齢者施設での主な仕事内容は、健康管理、バイタルサイン測定、服薬管理、薬の塗布などで、経管栄養を行うこともあります。医療行為は少ないので、臨床経験の少ないペーパー看護師にとっては負担が少ないでしょう。

訪問入浴は、バイタルサイン測定、入浴可否の判断、ルート類の保護、創部の保護、薬の塗布などです。看護師と介護スタップと数人でペアを組んで訪問します。こちらも医療行為が少ないのでおすすめです。

毎日の変化が少ない職場

  • 健診センター、検診車など
  • 療養型入院病棟


採血手技が大丈夫であれば、検診センターや、検診バスなどで企業を回る検診車での勤務は、ルーチンワークが多く負担が少ないのでおすすめです。

療養型入院病棟は、体力勝負が多くなることがありますが、ある程度ルーチンワークが多い中に、看護手技もあるので勉強にもなり、今後の看護師活動でも大きく役立つでしょう。

職員の人数が充実している職場

人数の極端の少ないクリニックなどは責任や仕事のカバー範囲が広く、看護職自体に不安がある場合には負担が大きいです。
まずは、職員が充実しているところを選ぶのが無難でしょう。
そもそも人数が少ないクリニックなどは、即戦力を求めてることが多く、臨床経験の少ないナース向けの求人は少ない傾向。

でも、中には未経験でもOKを明記しているところは狙い目です。

ペーパー看護師の求人の探し方

ペーパー看護師の求人の探し方
ペーパー看護師の求人の探し方

看護師が求人を探すとすると、方法は次の方法です

  • ハローワーク
  • ナースバンク(看護協会)
  • 求人雑誌
  • 求人サイト
  • 知人の紹介

これらの中で、ペーパー看護師にお勧めの求人の探し方は、相談相手がいる次の3つです。

  • ナースバンク(看護協会)
  • 求人サイト
  • 知人の紹介

ナースバンク(看護協会)

各都道府県には、その地域の看護協会が存在します。

その中に、ナースバンクがあり、就職先の紹介を行っているので、窓口に相談してみるのも良いでしょう。

臨床経験が少ないことを相談して、あった就職先を紹介してくれることもあります。

各都道府県の看護協会の所在地、ホームページはこちらをどうぞ。

求人サイト

求人サイトの方々は、看護師の紹介が仕事ですので、熱心に相談に乗ってくれます。

ペーパー看護師にとっては、強い味方となるでしょう。

求人サイトは多数ありますが、その中でもおすすめのサイトをご紹介します。

基本、求人サイトは無料で登録できます。

とうきょうナースステーション

勤務希望地が東京都内の場合、「とうきょうナースステーション」は、絶対的におすすめです。

まずは、ここに登録して、その他も探すのが良いでしょう。

東京だけに特化しているため、リアルな情報を得ることができます。

病院業界のスペシャリストが、カウンセリングをしてくて安心です。

とうきょうナースステーションは、一般財団法人日本病院経営革新機構という病院団体の運営なので、多くの求人情報が集まってます。


【とうきょうナースステーション】

看護プロ(関東・東海エリア)

こちらのサイトも、関東・東海エリアだけに特化しているため、全国をカバーしている求人サイトにはない情報も集まっています。

首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨)、東海(愛知、静岡)に就職先を希望している方には、おすすめです。

やっぱり、地域に特化は強いです。

対応はベテランコンサルタントが丁寧にサポートしてくれて人気です。


【転職お祝い金12万円】 看護師転職サイト 『看護プロ』会員登録

ナースパワー

テレビCMでもお馴染みのナースパワーは、イベントナース、ツアーナース、単発バイトなどの求人も多く、まずはこちらに登録して、単発のお仕事から始めるのもありですね。

日本全国をカバーしていて、求人情報が豊富。

私も、ナースパワーさんにお世話になりました。

ベテランのスタッフさんが対応してくれて、とても安心できました。

37年の歴史があるそうです。


【短期】月収45万円以上確実な看護師転職サイト

マイナビ看護師

マイナビといえば、他の様々な職種も取り扱っている、日本最大級の転職・就職情報サイトです。そのマイナビが運営する看護師に特化した求人サイトが「マイナビ看護師」です。

なんと言っても、信頼度は抜群ですね。

マイナビグループだから、圧倒的なネットワークがあります。
他では見つけられない求人を見つけられるかもしれません。

対応してくれるのも、医療系転職支援サービスのプロが丁寧に対応してくれます。


マイナビ看護師≪登録無料≫

知人の紹介

一番おすすめで確実なのは、やはり知人の紹介ですね。

あなたをよく知っている人が、臨床経験が少ないなどの条件を伝えてくれた上で面接を受けれるのなら、面接もスムーズですし、採用の可能性がグンと上がります。

履歴書の志望動機に悩むときはこちらの記事もご覧ください👇

まとめ

まとめ
まとめ

ペーパー看護師が、失敗しないためのコツ、職場選びについて解説しました。

結論、臨床未経験でも看護師として働くことができます。

私自身も、20代のころはあまり長く続かず転職が多かったため苦労しました。

転職サイトやナーズバンクを利用するという考えが、思い付かず、一人で悩んでました。

昔の自分に教えてあげたいです。

人は、知らないこと、経験がないことに直面した時に不安を感じます。

その不安を少しでも減らすためには、やはり事前準備が欠かせません。

面倒に感じても、復職支援研修・実習など利用できるものは利用しましょう。

あとは、日々の勉強は無理にならないように、興味を持って取り組むのがおすすめです。

そして、少しでも長く努めれることを願っています。