こんにちは、あこです。
看護師の資格は取って働いてはいるものの、日々ストレスが多く、

「看護師に向いていないのかな」
「もう看護師やめたい」
など、一度は考えることってありますよね。
しかし、あまりにも強いストレスを抱えたまま、仕事を続けることは良いことではありません。
そんなとき、看護師を辞めてしまう前に、いろいろな働き方を考えてみるのも良い方法だと思います。

今回この記事では、職場環境を変えた方がいい理由と看護師のいろいろな働き方についてまとめてみました。

この記事の執筆者あこは、40代現役ナース。
20代の頃から、1〜3年のスパンで転職を繰り返し、看護師が嫌になり、他の職種も経験しました。
でも今は、それまで経験していない科のクリニックで落ち着き、10年くらい続けられている現役ナースです。
【看護師辞めたい】でも今の職場が辛いなら、職場を変えた方が良い理由

いろいろな理由で、「もう、看護師辞めたい!」って思うことってありますよね。
でも、待ってください!!
それは、看護師の仕事ではなく、職場環境が合わないだけの場合が多くあります。
もちろん、簡単に辞めた方がいいということではありませんが、自分の健康を損なうまで我慢することはありません。
向き不向きは、あるはずです。
ただし、辞めぐせがつかないように注意です。
看護師のいろいろな働き方をご紹介します

看護師が働く場所で一番多いのは、やはり病院です。
しかし、そのほかにもいろいろあります。
例えば、訪問看護師、治験コーディネーター、老人施設、企業の産業ナース、保健所、健診センター、検疫官、保育園や幼稚園、応援ナースや期間限定ナース、献血ルーム、コールセンター、看護学校の先生など様々です。
それでは、詳しくご紹介します。
病院、クリニック
一口に病院といっても、診療科によって働き方は、大きく違います。
病棟でも急性期なのか、慢性期なのか。
救急外来、一般外来、オペ室、透析室など様々です。
大きな病院では配置換えがある場合がり、いろいろな経験ができる分、ハードになるかもしれません。
また、夜勤専属という働き方もできます。
外来やクリニックは残業があったとしても、日勤の規則的な勤務が多いです。
訪問看護師
患者さん宅を訪問し、主治医の指示(訪問看護指示書)に従って、診療の補助や療養生活のサポートをするのが仕事です。
自宅療養する老人が増えているため、需要が伸びています。
治験コーディネーター
病院などで行う治験をサポートしたり、患者に説明を行ったりするのが仕事です。
老人施設
特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、介護老人保健施設の場合は、入居者の人数に合わせて看護職員の配置基準が決められているので、欠員が出れば求人が出されます。
仕事内容としては、体調チェックや服薬管理など、入居者の健康管理がメインです。
企業の産業看護師
企業に就職して、その企業に勤めている人を対象に、従業員の健康指導を行ったり、健康相談にのったりするのが産業看護師の仕事です。
募集はかなり少ないです。
保健所、健診センター
保健所、健診センターの仕事は、「病気を治す」のではなく、「病気を予防する」のがメイン。
健康に関する相談や指導のほか、健康診断や予防接種の介助などです。
しかし、保健師の資格を求められることが多く、看護師の募集は少ないです。
検疫官
検疫官の中にも、看護師の募集があり、不定期で募集されているので、厚生労働省ホームページの検疫官募集をこまめにチェックすると最新の情報が得られます。
応募資格は、
- 日本国籍を有する方
- 看護師免許を取得している方
- 応募時点で、3年以上の臨床経験(医療機関)のある方
- 普通自動車免許を取得している方
採用後は全国の港湾・空港の検疫所に配属されます。転勤もあるようです。
検疫官は何と言っても、国家公務員であるのが魅力です。
保育園や幼稚園
仕事内容は、園児の健康管理をしたり、応急処置をしたり、子供の健康や安全を守ったりなどです。
応援ナース、期間限定ナース
期間を決めて、他都道府県などに応援勤務をするものです。
または、期間限定の場合は、近隣で期間を決めて働くというのもあります。
遠方の場合は、アパートなども用意されていることが多く、身軽に行けるのが魅力です。
しかし、応援勤務のため、即戦力が求められます。
このような制度がある看護師派遣センターなどに登録して紹介してもらえます。
この制度があるナースパワー(登録無料)はこちら→【短期】月収45万円以上確実な看護師転職サイト
日本全国いろいろなところで、暮らしてみたいとか、気分を入れ替えたいなどの希望があれば、良い制度だと思います。
応援ナースについては、こちらの記事をご覧ください。
献血ルーム
献血ルームや、献血バスでの献血における採血業務。
日本赤十字社の求人情報か、求人サイトなどでも募集していることがあります。
コールセンター
一人暮らしのお年寄りからの緊急通報や、健康相談等が多く、オフィスワークがメイン。
看護学校の先生
看護教員になるには、看護師養成施設を卒業後、5年の臨床経験が必要。
その後、看護教員に必要な1年間程度の研修や、講習を受けなければなりません。
体験談

まだまだ、働き方はいろいろあると思います。
実際、私自身も病棟勤務で『もう看護師は辞めたい』と思ったのですが、全く違う透析クリニックに変更して、なんとか看護師を続けられています。
透析というと、患者さんが独特だったり、特殊な環境というイメージがあり、看護師の先輩たちにはあまり進められませんでした。
しかし、私の場合は、合っているとはいかないまでも、続けることができています。
また、私の知り合いの看護師さんは、エステティシャンに転向して自分でお店を持ちながら、時々看護師のバイトをしたり自由に働いています。
これまでの事例だけでなく、看護師資格を利用した全く新しい働き方を生み出すというのも面白いです。
私も、日々模索しています。
まとめ
長く同じ診療科のナースを続けていると、その他と全く違う診療科へ移動してみようとはなかなか思えなくなります。
なぜなら、慣れていることを続ける方が楽ですし、新しいことを覚えるのは、大変で労力もいります。
しかし、今の環境が合わないなら、思い切って全く違う環境に変えてみるというのもいい方法です。
覚えることが、多く大変かもしれませんが、ここなら続けられるという場所が見つかるかもしれないのであれば、新しいことにチャレンジしてみる価値はあるはずです。
特に、周りの看護師が『あそこは大変だから…』とあまり良く言われない場所でも、人の感じ方はそれぞれなので、案外自分にはあっているということもおこります。
看護師が自分に向いていないとか、どうしても自分の性格に合わないと感じた時は、看護師を辞めたいと思っても、視野を広くして考えてみると良い方法が見つかるかもしれません。
せっかく苦労して、看護師になったのですから、辞めてしますのはもったいないので、いろんな可能性を探して行きたいですね。
通信制大学を利用して働きながら看護学士を取得する方法と合わせて、看護学士を取得して大卒になるメリットや看護師のキャリアアップについて、こちらのまとめ記事もご覧ください。